生田神社の氏子地域は神戸市の中央区と兵庫区の広域にわたり、毎年4月15日の例祭に合わせて神幸祭(お渡り行列)が執り行われます。
兵庫宮御旅所は神幸祭の重要な場所であり、兵庫区の氏子崇敬者の守護神として篤く崇敬をうけております。
御旅所とは、神幸祭において御神体を奉戴した神輿が、巡幸の途中で休憩または宿泊する場所とされ、かつては兵庫区内の別の場所に設けられていましたが、明治26年に兵庫地区氏子から水木通5丁目に社地の奉納があり、明治31年9月に社殿並びに社務所が建設されました。明治32年4月には本社より天照皇大神宮社を奉遷し、兵庫一円の守護神として祀られました。
昭和20年、戦災により社殿などが焼失しましたが、御神体は事前に遷座をして安泰であり、昭和27年2月、今現在の御鎮座地である兵庫区大開通6丁目に社殿が完成し、お祀りされました。
当社の神幸祭は、慶安5年(1652年)に行われた事が記録として残っていますが、それ以前にも行われていたと思われ、古くより兵庫の地が生田神社にとって重要な地であった事を物語っています。